日本茶の知識

お茶の中で一番に浮かぶのが日本茶ですが、日本茶のルーツや種類、
お茶のおししいいれかたなどをご案内させていただいております。


日本茶

多くの日本人はこの世に生まれて初めて口にするお茶は日本茶だと思います。
日本茶は私たち日本人にとって一番身近なお茶ではないでしょうか。
とあるお茶の産地では小学校の蛇口から日本茶が出るそうです。
いつでも蛇口を開ければ児童が日本茶を飲むことが出来る。
すばらしい環境と驚くとともに、日本茶は老若男女問わず誰でもおいしく飲める
飲み物だと再認識させられます。
ここではそんな身近な日本茶のあれこれをお伝えしたいと思います。


日本茶の歴史

お茶の発祥地は中国といわれており、漢方薬の基礎を築いたと伝えられる神農帝が
人に適した草や木の葉の良否をテストするために、あえて一日72もの毒にあたり
その度に茶の葉を使用して解毒したそうです。
日本茶のルーツである中国で生まれた茶は当初解毒薬として飲まれていたそうです。
中国では宋時代以降に嗜好品として飲まれるようになったそうです。
日本にお茶が入ってきたのは鎌倉時代に臨済宗開祖である栄西が宋から持ち帰ったと
言われています。現在の日本茶へどのような経緯で変化していったのかは割愛させて
いただきますが、当時の日本茶は抹茶に近かったようです。その後江戸時代に入り
庶民が煎茶を中心に飲んでいたようです。
私たちが現在飲んでいる日本茶のルーツは中国で薬として飲まれ始め、その後嗜好品
である現在の日本茶となり、ポピュラーに飲み続けられていることを考えると私たち
が普段飲んでいる日本茶は嗜好品であるとともに日本の風土や環境、生活習慣に進化
したお茶と思えてきます。


日本茶の種類

お茶は元々同じ葉から出来ており、加工の方法によって緑茶やウーロン茶、紅茶などに
なっていきます。加工の方法で不発酵茶、半発酵茶、発酵茶に分けられます。日本茶は
不発酵茶に属し、加工方法は蒸しと釜炒りの2種類でほとんどの日本茶は”蒸し”の
方法で加工されます。唯一釜炒り製 玉緑茶は釜炒りの方法で製造されます。
主な日本茶の種類は下記のとおりです。

加工方法 ”蒸し”
煎茶
 日本での生産の75%を占めており、新葉を摘んですぐに蒸して揉んで作られたお茶です。

深蒸し煎茶
 煎茶より2~3倍長く蒸して作られたお茶です。

かぶせ茶
 茶園を藁や寒冷沙などで覆って作られた茶葉を素に作られたお茶です。

玉露
 新芽の時点で直射日光を避けるために覆いをして作られた茶葉で作られたお茶です。

碾茶
 新芽の時点で覆いをするのは玉露と似ていますが、蒸した後揉まないで作ったお茶です。

抹茶
 碾茶を茶臼で作られたお茶です。

蒸し玉緑茶(グリ茶)
 精揉を省略して作られたお茶です。

番茶
 新芽が成長して硬い葉や茎を使用して作られたお茶です。

焙じ茶
 香ばしい香りのほうじ茶ですが、番茶などを強火で炒って作られたお茶です。

玄米茶
 炒った米と番茶をブレンドして作られたお茶です。

加工方法 ”釜炒り”
釜炒り製 玉緑茶
 茶葉を鉄製の釜で炒って作られたお茶です。


日本茶のおいしいいれかた

日本茶はいくつか種類がありますが、玉露、煎茶、番茶やほうじ茶によっておいしく入れるコツがあります。
それぞれの特徴を活かすことによりおいしくいただくことが出来るので是非実践し、日本茶のおいしさを
楽しんでください。

玉露
温度:50℃~60℃
時間:2分間
1.お湯を湯冷まし(マグカップ等でも可)に入れ冷ましてください。
  この時点で湯温が80℃位になります。
  ※この時点では茶葉は入れないでください。あくまでもお湯を適正な温度に冷やす手順です。

2.そのお湯を急須に入れます。
  この時点で湯温が70℃位に冷めます。

3.さらにそのお湯を茶碗(湯呑)の8分目を目安に注ぎます。
  ここでは湯温とお湯の量の調整です。

4.急須に茶葉をいれ茶碗(湯呑)のお湯を注ぎます。
  茶葉の量は3人分で10gが目安
  湯温は玉露の上で50℃、玉露並で60℃位です。

5.2分程度待ってまわし注ぎで茶碗に注ぎます。
  最後の一滴まで注いでください。


煎茶
温度:70℃~90℃
時間:1分間
1.お湯を湯冷まし(マグカップ等でも可)に入れ冷ましてください。

2.急須に茶葉をいれ茶碗(湯呑)のお湯を注ぎます。
  茶葉の量は5人分で10gが目安
  湯温は煎茶の上で70℃、煎茶並で90℃位です。

3.1分程度待ってまわし注ぎで茶碗に注ぎます。


ほうじ茶・番茶
1.茶葉を急須に入れます。
  5人で15gが目安。

2.急須に熱湯を入れます。

3.30秒程度待って注ぐ。


おいしい日本茶をお届けする役割り

日本茶は日本の風土・習慣・生活シーンとともに現在に至り、私たちの生活の一部
といっても過言ではないのでしょうか。私共は日本茶のおいしさ、日本茶を飲むたのしさ、
日本茶の良さを皆様に長くお伝えしていきたいと考えております。